セキスイ瓦U太陽電池取付金具製作③
- akinori
- 2021年5月11日
- 読了時間: 2分
みなさんおはようございます。
今日夕方位から天気が崩れるようですね。
しばらく雨も続くようでだんだん鬱陶しい梅雨に近づいていき
ますね。

写真は愛猫です。
毎日癒されます。
今日は強度について検討していきます。
建物に太陽電池を設置する際に検討必要な荷重は
1.自重
2.風荷重
3.積雪荷重
4.地震荷重
があります。
自重については太陽電池と架台・取付ブラケットの重量になります。
太陽電池は1枚当たり18.5㎏となりますので16枚で合計296㎏
架台は詳細設計はこれからですが1本当たりの重量を18㎏と仮定し
て8本必要ですので144kg
取付ブラケットは1個1㎏として40か所ですので40㎏となります。
全て合わせると合計480㎏(4,709N)
次に風荷重ですが風荷重には大きく分けて建築基準法とJISの基準が
あります。
今回は建物に後付けになりますのでJISを採用します。
設置場所が長崎県になりますので基準風速は34m/s
設置高さは9m
取付条件は陸屋根で設置角度10度以下
詳細な計算は複雑な為、省略しますが
速度圧が1,048N/㎡、風力係数が正圧及び負圧とも0.6となりますので
1,048N/㎡x0.6=628.8N/㎡となります。
ここで良くお話があるのが台風の際には40m/s以上の風が吹くのになぜ
計算値が34m/sなのかと言う疑問です。
台風時のニュースを聞いていると『最大瞬間風速』と『最大風速』と言
う二つの言葉が出てきます。
最大瞬間風速と言うのは地上10mにおける3秒間の平均値
最大風速は同条件で10分間の平均値となります。
すなわち実風速に近い最大風速の数値で計算している事になります。
次に積雪荷重を算定します。
風荷重と同様に建築基準法とJISの基準があるのですが追加して各自治体
の条例が加わります。
建築基準法とJISはほぼ同じ計算で設置場所に対して割と大雑把な計算、
条例については各自治体で設置住所によって詳細な基準が決められている
事が多く数値も大きくなります。
そのため、今回は長崎県建築基準法施行細則に従い
積雪荷重を60N/㎡とします。
地震荷重は屋根設置となりますので省略します。
次回は今回の算定結果を元に屋根への固定方法を検討します。
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